近畿の吊り橋 > 近畿以外の吊り橋 中部(静岡県以外) > 岐阜県 対鶴橋  (上流の吊り橋→桃介橋/木曽川沿い下流側の吊り橋→黍生洞門の吊橋1黍生洞門の吊橋2/下流の吊り橋→村瀬橋)

たいかくばし(*1)
対鶴橋
(*2)

賤母(しずも)発電所の建設資材運搬用として大正8年に建設された吊り橋
   
   
場所 岐阜県中津川市坂下〜山口
N35.34.51, E137.32.1
マップコード:178589281
分類 人道橋
橋長 111.47m(*3)、実測主塔間91m+20m(2径間)
幅員 実測2.6m
歩道部高さ 実測12m
標高 約320m
竣工 1919年(*3)
歩道部 木板
駐車場
銘板等 橋名板(主塔に彫刻と、親柱)
真下に行けるか 河原は可能
真下は 木曽川
Google Earthで 確認可能
訪問 2011年9月
ワクワク度 ★★
(*1)親柱のひらがな橋名の「い」と「く」は変体仮名、(*2)親柱の漢字橋名は「対鶴橋」、主塔に彫刻されている橋名の「対」は「對」、「橋」はGTフォント 19467番(下の写真参照)、(*3)岐阜県HPより(以下本文も)。なお、岐阜県HPでは「橋の老朽化により現在は通行止めになっている」とあるが、2009年10月に補修され通行できるようになったようです(恵那山ねっとHPより)。
   


木曽川流域は、明治時代以降、都市部への電力供給のために多くのダムや発電所が建設されたそうです(*3)。この対鶴橋は、それらに関連する歴史的土木構造物のひとつです。写真は橋西側から。 主塔に彫刻されている橋名はぱっと見て読める人はいないでしょう。ちなみに、「對鶴」とは鶴が向かい合った形の家紋の事(*3)だそうです。 すぐ横から河原に下りることができます。
 
注意書きには「四輪車は通行できません。バイクは降車して通るように…」などと書かれています。そのためか、こんな門があります。ちなみに、門の高さ実測191cm、幅110cmでした。左側の柱に「たいかくばし」と書かれています。 その注意書きの看板の裏には、ほうきが立て掛けてありました。誰か掃除当番がいるのでしょうか? その掃除の成果かどうかわかりませんが、歩道面はとてもきれいな状態でした^^ ちなみに、木製補剛桁の高さは180cmもあります。すぐ上流側は、一番上の写真のように、JR中央本線が通っています。
 
そして、下流側(橋から東側)には、国道19号が見えます。さらに、よく見ると、黍生洞門の吊橋が見えています。(マウスオンでズーム、写真の左上あたり) 対岸側(橋北東側)から。こちら側の道を少し歩くと、関西電力賤母発電所があり、その前を歩いて行くと、さきほど橋から見えた黍生洞門の吊橋へ行くことができます。
 
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【更新履歴】
2011/10/20 ページ作成