近畿の吊り橋 > 三重県の吊り橋 ・ 和歌山県の吊り橋 > 小松の吊橋 (上流の吊り橋→上瀞橋/下流の吊り橋→山彦橋)
<小松の吊橋>![]() 和歌山・三重県境にかかる”ワナ”のある道路橋 |
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場所 | 和歌山県東牟婁郡北山村小松〜三重県熊野市紀和町小森 | ||
N33.54.56, E135.55.41 | |||
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マップコード:246876441 | ||
分類 | 道路橋(1t、高さ1.8m、幅1.4m) | ||
橋長 | 実測96m、主塔間98m | ||
幅員 | 実測2m(詳細な幅員は下記本文参照) | ||
車道部高さ | 実測28m | ||
標高 | 約95m | ||
車道部 | グレーチング+中央部縞鋼板 | ||
駐車場 | 無 | ||
銘板等 | 無 | ||
真下に行けるか | 不可能 | ||
真下は | 北山川 | ||
Google Earthで | かすかに可能 | ||
訪問 | 2010年7月 | ||
ワクワク度 | ★★★ | ||
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北山川沿いを通る国道169号の小松トンネルを東側(和歌山県側)に出て300mで、左(北側)に曲がる国道へ行かずにそのまま村道上滝下滝線へ直進し、1.3km進むと大きな橋が見えてきます。余談ですが、この吊り橋の手前に、上滝トンネルという完成していながら使われていない立派な道路トンネルがあります。 | ここの上流にかかる上瀞橋と同じく、高さ制限1.8m(実測で最も低いところで1.92m)、対岸側に重量制限1tの表示がありますが、違っているのは、ここの吊り橋には「幅1.4m」の標識があることです。 | 左の写真で、左側の主塔に、こんな表示がありました。「最高水位 昭和三十四年九月廿六日 15号台風水位ニヨル最高水位午后11時」と白い文字で書いてあり、説明板も取り付けられていました。このあたりで標高約95mですが、この橋も水没したとは信じられません。というか、よくそんな強風でも崩壊せずに耐えたとは、スゴイ吊り橋です! | ||
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少し横から見ると、こんな感じです。ちなみに、橋のこちら側(北側)は和歌山県、向こう側(南側)は三重県です。 | 上の写真でもありますが、幅1.4m制限となっているものの、補剛桁間実測2.05mあり、一見、普通車でもぎりぎり通れそうですが… | 10mほど行った所に、トラ模様のポールが立っています。ただし、左右いっぱいの所に立ててあり、ポール間実測1.95mなので、チャレンジの価値はあります(←意味不明w) | ||
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橋から東側(上流側)の眺め。写真右下で合流しているのが川畑川、左端に見える民家が小松の集落。 | 幅1.95mの難関をクリアーして進んで行き、対岸まであと少しという所に、背の低いものの、内側に出ているポールがあります。なんと実測1.70mです。もちろん、固定されていて動かせません。つまり、この吊り橋は「3ナンバー車」は『絶対不可』ということです!すごい”ワナ”が仕掛けられているんですよ(←誰に言ってんだか・笑) | 渡った先は林道がどこかへ続いています。1つ上の写真でもガードレールが見えています。 | ||
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(2011年10月追加情報) 9月3日に通過した台風12号による記録的な大雨は、特に紀伊半島南部で大きな被害をもたらしました。写真は9月5日に撮影されたもので、この小松の吊橋も流失したそうです。一番上の写真を見ても、この吊り橋が流されるほど川が増水したとはとても信じられません。(主塔に昭和34年の伊勢湾台風のときの水位が記録されていますが、まさかという感じです。) なお、この写真は、くまかんさんのブログよりお借りしました。ありがとうございました。その他の写真もありますので、ぜひご覧になって下さい。 くまかんさんのブログ:2011年9月5日、9月18日、10月5日(何枚目かの■■な写真は流して下さい・笑) |
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