近畿の吊り橋 > 近畿以外の吊り橋 中部(静岡県以外) > 岐阜県 旅足橋  (上流(本流)の吊り橋→五月橋/下流(本流)の吊り橋→小和澤橋)

たびそこはし
旅足橋


国道418号の丸山ダム上流にある珍しい形式の吊り橋
   
   
場所 (起点)岐阜県加茂郡八百津町南戸(みなと)〜(終点)八百津
N35.28.27, E137.11.15
マップコード:98787445
分類 道路橋
形式 鋼下路単純補剛トラス吊橋(*1)
橋長 主塔間114m+橋西側桁橋部11.6m(*1)
幅員 4.5m(*1)
車道部高さ 実測15m
標高 約190m
竣工 1954年4月(土木学会HPでは1954年8月となっている)
事業主体 岐阜県
製作 (株)横河橋梁製作所(現、(株)横河ブリッジ)
車道部 コンクリート
道路の名称 国道418号
駐車場
銘板等 橋名板、橋歴板
真下に行けるか 不可能
真下は 旅足川
Google Earthで 確認不可
訪問 2010年1月
ワクワク度 ★★
(*1)土木学会HPより 


今さら紹介するまでもありません。木曽川沿い、全国屈指の酷道418号にある有名な赤い吊り橋です。Wikipediaには「酷道マニアが酷道区間に行く際はほぼ必ず通る橋」と紹介されてますが、「ほぼ」は不要かもしれません(笑)写真は橋西側(丸山ダム側)から 橋西側の横から。これもよく紹介されているアングルの写真です。補剛桁とケーブルがきれいな山型を描いています。 橋自体はごく普通のコンクリート製道路橋。写真を撮っていた15分ほどの間に、この先の地元の人らしき車(乗ってた人からして酷道マニアではなさそう)が3台も通りました。生活橋としても現役のようです。
 
橋から北側の眺め。ここから旅足川の上流側約2kmのところにかかる新旅足橋を含め新国道418号が今年3月28日に完成予定(*2)だそうです。完成後、この吊り橋を通る車は、おそらく『マニア』しかいなくなるでしょう。
(*2 八百津町HPより)
橋から西側(丸山ダム湖下流側)の眺め。直線距離で1.5km先に丸山ダム堤体が見えます。現在の丸山ダムでは、最高水位時(洪水時に一時的に貯留できる水位)でも水面は橋から数メートル下になるようです。しかし、建設中の新丸山ダムが完成すれば、常時満水位では水没しないものの、最高水位になれば、主塔の上まで水位がくるようです(*3)。新ダム建設は凍結云々らしいですが、もし完成すれば、橋はどうなるんでしょうか。
(*3 丸山ダムHP資料および橋の高さ実測値からの推定)
補剛桁をメインケーブルで直接吊り上げている非常に珍しい形式の吊り橋です。いろいろなサイトの情報によれば、日本で唯一の形式らしいです。
 
橋東側から。一番上の写真も。 橋の東側には待避スペースが設けられていて、その近くからメインケーブルが延びています。 橋の東側にあった看板。この後、潮南(しおなみ)の方へは行かず、激狭酷道418号を愛車でぬわわkmでぶっ飛ばし(←もちろん、ウソです・笑)、五月橋まで行きました。
 
ダム近くの新国道接続部近くにあった案内板。上側を通る赤い線が新国道418号で、右上の橋が新旅足橋。左下が丸山ダム。
 
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【更新履歴】
2010/1/11 ページ作成