近畿の吊り橋 > 近畿以外の吊り橋 中部(静岡県以外) > 富山県 弥太蔵吊橋  (上流の吊り橋→かんぱ谷橋/下流の吊り橋→宇奈月温泉想影公園の吊橋)

弥太蔵吊橋(*1)

宇奈月温泉のやまびこ遊歩道にかかる歩道吊り橋
   
   
場所 富山県黒部市宇奈月町舟見明日音澤(うなづきまちふなみあけびおとざわ) (←長い地名です)
N36.48.55, E137.35.20
マップコード:220236421
分類 人道橋
橋長 実測70m
幅員 実測1.6m
歩道部高さ 実測27m
標高 約220m
歩道部 木板
駐車場 有(黒部峡谷鉄道宇奈月駅前P、\900)
銘板等
真下に行けるか 不可能(黒部川河原は可のよう)
真下は 弥太蔵谷(やたぞうだん)
Google Earthで 確認可能
訪問 2011年8月
ワクワク度 ★★★
(*1)橋名は現地案内板より
   
   
   
   


宇奈月温泉にあるトロッコ電車で有名な黒部峡谷鉄道・宇奈月(うなづき)駅です。夏休み中とあって、朝9時過ぎで駐車場もほぼいっぱいでした。駅前から写真奥側に100mほど歩くと、遊歩道入口があります。 遊歩道入口から橋が見えます。 最初に渡るこの赤いアーチ橋は旧山彦橋で、1924年に竣工し、黒部川発電施設の建設資材運搬用鉄道軌道として用いられ、現在は歩道として利用されています。橋長は93mで、日本初のスパンドレルブレーストバランストアーチ橋(←難しいので自分で調べてね^^;)ということです(富山県映像センターHP資料および土木学会HPより)。
 
その旧山彦橋から黒部川上流側に見える赤いアーチ橋が新山彦橋です。こちらは、1986年に完成し、橋長166m((社)日本橋梁建設協会HPより)で、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車が走ります。ちょうど、トロッコ電車が通りましたが、夏休み中とあって通勤ラッシュ並みの満員のようでした。(マウスオンでズーム) 新山彦橋の奥(上流側)約200mほどのところに、何やら吊り橋が見えます。この後、遊歩道を歩いて行ってみましたが、結局、近づけませんでした。写真で見る限り、送水管橋のようです。ちなみに、宇奈月ダム上流にも、トロッコ電車から見える温泉送水管用の吊り橋がいくつかあるようです。 旧山彦橋を渡ると、分岐になっていて、左に行くと吊り橋、右のトンネルに進むと宇奈月ダムへ行けます。俳句が刻まれた石も置かれていました。
 
宇奈月ダムへのトンネルは長さ約200mほどです。全面金箔で覆われている黄金トンネルです(←ウソです(笑)単に照明で金色に見えるだけです)。この後、歩いてダムまで行ってみました。 寄り道はこれくらいにして、吊り橋の方へ戻ります。普通の吊り橋で、こちら側(旧山彦橋側)は主塔がありません。 吊り橋と並行して、市道うなづき湖線・弥太蔵橋(道路橋)が架かります。
 
吊り橋から南西側のパノラマ。中央右寄りにあるのが黒部峡谷鉄道宇奈月駅、中央から左に伸びる赤いアーチ橋が旧山彦橋、その奥が新山彦橋。その奥に見える高い建物は、リゾートマンション「クリスタルバリー宇奈月」です。この吊り橋の下を流れるのは、黒部川支流の弥太蔵谷(やたぞうだん、「たに」ではなく「だん」と読むようです。黒部市HPより)で、キャニオニング(渓谷下り)もできるようです。
 
吊り橋を渡ると、行き止まりっぽくなっていますが、いちおう、右手にけもの道が続いています。ここから並行して通る道路橋(弥太蔵橋)に出ることができます。 案内板によれば、本来は、吊り橋から左手に遊歩道が続いているようですが、こちらは立入禁止になっていました。看板も倒れてるし^^; 左手前から弥太蔵橋(道路橋)、その奥が瀬々薙トンネル(道路トンネル)、弥太蔵吊橋(人道吊り橋)、旧山彦橋(旧鉄道橋→現人道橋)、新山彦橋(鉄道橋)、さらに、写真では分かりにくいですが、街灯照明近くに、やまびこ遊歩道のトンネル入口(人道トンネル)も見えます。下は、黒部川と弥太蔵谷。これだけ多くのコラボショット(橋x4+穴x2+川x2)を撮れるのも全国でも珍しいと思います♪
 
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【更新履歴】
2011/9/6 ページ作成